人が集い未来を拓(ひら)く
ものづくりと文化のまち
安来市には、恵まれた地の利と豊かな自然の中で育まれた、誇らしい歴史・文化とものづくりの伝統が脈々と息づいています。第2次総合計画の将来像「人が集い未来を拓くものづくりと文化のまち」は、住みよさを実感いただける環境を整えることにより、多くの人々をこの地に迎え、手を携えながら、ものづくりの伝統と育まれてきた文化、潜在的な地域資源を磨き上げ、キラリと光る新たなまちを創造していく決意が込められています。
安来市は島根県の東部、鳥取県との県境に位置し、東は米子市・南部町、南は日南町(以上鳥取県)・奥出雲町、西は松江市・雲南市に接しています。
市域は東西およそ22km、南北およそ28kmで、面積は420.93平方キロメートルです。
南部は中国山地に連なる豊かな緑に覆われ、そこを源流として中海に注ぐ飯梨川・伯太川全流域が市域に含まれます。下流域に形成された三角州には広大な耕地が広がり、上流域には豊かな森林と県東部の水瓶としての機能も果たす布部ダム・山佐ダムがあります。
神代の昔、スサノオノミコトがこの地に来られ「吾が御心は安平(やす)けくなりぬ」といわれたことから「安来(やすぎ)」というようになったと伝えられています。(出雲国風土記から)
そして、安来節・ヤスキハガネは全国的、世界的に高い知名度があります。こうした歴史・文化・産業にちなんだ地名を大切な資産として新市の名称として選定されました。
「安」の文字をモチーフとして、人と自然がいきいきと共存共栄し、舞い躍るイメージをデザイン化しています。
グリーンは自然・発展・調和、オレンジは陽光・人・活気、ブルーは清らかな水・青空を表しています。
全国公募により2,235点のデザインの中から、住民アンケートを経て選定されました。
市民が「人」「風土」「自然」など安来市の宝を将来に渡って守り育てる心を共有し、より一層の一体感が醸成できるように行動目標となるものです。
(前文)
わたしたちは、豊かな自然と先人が育んできた歴史・文化や産業に恵まれた安来の市民です。
この地に生きることに喜びと誇りをもち、世代を超えた鋼(ハガネ)のようなつながりで心やすらぐまちをつくるため、この憲章を定めます。
(本文)
一、美しい四季の風景と豊かな自然を守り未来につなげます
一、歴史と伝統を守り新たな文化の創造やものづくりにはげみます
一、健康に心がけ夢と希望をもち心豊かに暮らします
一、感謝と思いやりの心をもちあいさつをとおして人とのつながりを大切にします
一、進んで学び行動し誇れる安来をつくります
安来市には、「社日公園」「十神山」「太鼓の壇」「上の台」など、桜の名所が多数ある。
市内のいたるところで目にすることができ、桜の花の優しい色合いは、市民を和ませてくれる。
安来節の歌詞にもある「社日桜」は、現在、社日公園の桜を総称しているが、実際は、明治時代まで栄華を誇ったと言われる桜の老木の名称であったと言われている。
「島田たけのこ」「竹炭」など、竹に関連した特産物が多数あり、市民の生活に身近なものである。「島田たけのこ」の歴史を紐解くと、文化年間(1820年頃)に島田地区で孟宗竹を移植したのが始まりと言われている。
また、比婆山に群落する「陰陽竹」は県の天然記念物に指定されている。
紅葉の時期には、もみじは市内の各所で紅く染まり、市民の目を楽しませてくれる。なかでも「清水寺」では、もみじをはじめとした木々が三重の塔を包み込むように彩り、秋の趣を感じさせる。
【補足】平成27年4月1日付追加選定
昭和50年代に入ってから、本格的に能義平野へ飛来するようになった。冬の風物詩となり、能義平野を縦貫する広域農道にも「白鳥」の名称が使われているなど、市民に親しみのある鳥である。冬の訪れを告げる11月ごろに飛来し、翌年の3月ごろまで、その姿を市民に楽しませてくれる。
「安来節」のどじょうすくい踊りに代表されるように、どじょうは昔から市民に親しみのある魚である。
愛嬌のある風貌だけでなく、食せば栄養価も非常に高く、昔から「うなぎ一匹、どじょう一匹」(カルシウムはうなぎの約9倍、ビタミンB2はうなぎの約2倍)と言われるほどである。
平成26年10月4日に安来市の歌「愛しふるさと安来(いとしふるさとやすぎ)」が完成しました。
安来市名誉市民は、公共福祉の増進、産業・文化の進展、自治の発展に貢献し、その功績が卓絶で市民の尊敬の対象となる方に贈る称号です。
合併10周年の節目に、市民の代表で構成する選考審議会で審議を重ね、時を経ても輝きを失うことのない偉大な功績を遺した5人の方を選定しました。
平成26年10月4日に開催した新安来市発足10周年記念式典において、安来市非核平和都市宣言を制定しました。
密陽市は韓国の南東部、慶尚南道に属する内陸都市です。人口は約10万9千人、面積は799平方キロメートルあります。北の山岳地帯から南には平野が広がり、豊かな穀倉地帯を形成しています。
韓国の民謡・密陽アリランのふるさととして有名で、韓国三大楼閣の一つ嶺南楼(ヨンナムル)をはじめ多くの名所・旧跡があります。特産品はえごま、青唐辛子、ナツメ、イチゴ、リンゴなどがあります。
安来市とは平成2年から国際姉妹都市となり、行政交流や民間交流を行っています。
新店区は新北市に位置しており、台北市のベッドタウンとして発展してきました。
面積は約120平方キロメートルで、人口は約30万人です。
バナナ、みかん、パイナップルの栽培や自動車、電子機器などの生産が中心であり、碧潭(ビタン)と呼ばれる川を中心に観光が発展しています。また、eスポーツの専門学科を持つ学校や多目的施設の機能を持つ青少年図書館などもあります。
安来市とは、令和5年2月に友好交流都市の縁組を締結し、産業、観光、教育、スポーツ、文化芸術、人材育成など幅広い分野で交流を進めていくこととなりました。
今からおよそ1,300年前、当地域は出雲国の東部「意宇(おう)郡」に属していましたが、その後平安時代に「出雲国能義(のぎ)郡」として一つの行政区となりました。
この地は、古くから良質の砂鉄が採れ、製鉄が盛んに行われました。野だたらなどの古代製鉄の跡が数多くあります。
戦国時代には富田城(広瀬町富田)を居城とする尼子氏が、陰陽11州(現在の山口県を除く中国地方4県と兵庫県南西部)に勢力を及ぼすまでに台頭し、当地域は山陰の文化・経済の中心地として栄えました。
江戸時代になると松江藩とその支藩(広瀬藩・母里藩)が置かれ、山陰道が通る港町・安来は和鉄や蔵米の集散地として発展しました。
廃藩置県により、明治4年7月に島根県として統合され、明治22年の市町村制の施行に伴い当地域は16町村となりました。戦後各町村が合併し、「安来市」「広瀬町」「伯太町」の1市2町となりました。
歴史・文化・生活などにおいて一体性を有し、広域行政組合などを通じて協力して地域づくりを行ってきた1市2町は、平成16年10月1日合併により新生「安来市」として新たなスタートを切りました。
郵便番号:692-8686
住所:島根県安来市安来町878-2(安来庁舎)
電話:0854-23-3000(代表)
郵便番号:692-8686
住所:島根県安来市安来町878-2(安来庁舎)
電話:0854-23-3015
ファックス:0854-23-3152
メールアドレス:soumu@city.yasugi.shimane.jp
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