MRI装置を更新しました。

2025年3月17日にMRI装置を更新いたしました。

 

MRI装置

装置名シーメンス社製”MAGNETOMAvantoFit”1.5T装置

 

この度のMR装置更新により、既存装置のハードウェアを一新し、様々なアプリケーションを搭載した装置となりました。従来の装置に比べるとより診断能力の高い画像の提供と撮影時間の短縮が可能となりました。また内装も以前より明るくなり患者さまがより安心して検査が受けられる撮影室となりました。

新しくなったMRI装置の特徴を一部ご紹介します

  • 画質の向上

AI技術による画像再構成(DeepResolve)を搭載した装置であり、高速撮影時等に出現する画像に影響を及ぼすノイズを大幅に減少ができ、従来の装置に比べて、より高解像度で良好な画像を提供できるようになりました。

 

  • 検査時間の短縮

検査時間短縮のための撮影プロトコールが充実し、様々な部位や臨床ニーズに適した高速撮影が可能となりました。画質の低下はなく良好な画像の提供ができ、従来のMRI装置に比べると最大50%の高速化が実現されました。

 

(例)
頭部撮影

ルーチン検査従来MRI装置約25分→新MRI装置約15分
救急検査従来MRI装置約15分→新MRI装置約10分


腰椎撮影

ルーチン検査従来MRI装置約25分→新MRI装置約15分

 

  • BioMatrixSensar(寝台備え付け生体認証システム)

新しい装置の寝台は、患者さんが寝台に寝るだけで、呼吸による臓器の動きを認識します。
腹部MRCP等の腹部検査では呼吸同期撮影が必要なため、従来の装置では呼吸センサーを患者さんに取り付けての設定が必要でしたが、新しい装置では寝台に生体認証システムが内蔵されているため、自動的に呼吸情報を認識し画像収集に反映することが可能となりました。

MRI検査とは