加納莞蕾(本名:辰夫)は、安来市出身の画家であり、戦後、フィリピン戦犯助命嘆願運動を展開しました。英文嘆願書をフィリピン大統領をはじめ、同国大使館、同国キリスト教団体、ローマ教皇などに直接送りました。
その数は、300通を超えます。
このたび、その英文嘆願書の日本語訳が50年がかりで出版の運びとなりました。もともと日本文の原文が存在していない中、嘆願書の内容を日本文で逐一知ることができる資料となりました。加納莞蕾はこの運動に関しての著書を残しておらず、背景となる平和哲学の全容を把握することができる、初めての書物となりました。
翻訳の詳細や背景事情に関して、翻訳担当の三島房夫氏、加納莞蕾の四女の加納佳世子(加納美術館名誉館長)ほかが、翻訳書出版に関しての報告をさせていただきます。
また、出版を記念して11月3日に講演会も開催しますので、そのご案内も同日いたします。
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