江戸時代初め（堀尾時代）の月山富田城のジオラマ模型が完成しました

全国最大級の山城・月山富田城のジオラマ模型が完成し、市立歴史資料館のガイダンス室に展示しています。同城跡は、平成27年度から整備を進めており、この模型はその事業の一つとして製作しました。城の規模や防御施設の配置、城下の様子など、全盛時代の同城を理解することができます。
模型の大きさは約3メートル四方。城郭を中心に1.4キロメートルの範囲を再現しています。製作にあたっては「雲陽軍実記（うんようぐんじつき）」の挿絵を参照。江戸時代初期の堀尾氏が治めた頃の様子を専門家の助言を受けながら精密に表現しています。
今後は、来訪者が登城する前後にこのジオラマ模型を見学してもらい、山城の魅力や土木技術・設計の素晴らしさを理解する一助として役立てていきます。

• 大きさ：3,300ミリメートル×3,180ミリメートル（模型部分は2,380ミリメートル四方）
• 事業費：19,656,000円
• スケール：平面600分の1、高さ450分の1
• 設置場所：市立歴史資料館1階ガイダンス室
  • 令和2年度事業でガイダンス機能を充実する予定です。

• 当時の建物を復元し、中世から近世城郭への移行期の特徴が分かる。
• 難攻不落と言われる城の縄張りの様子が実感できる。
• 城の麓を流れる飯梨川の流路が変わる前の城下町の様子が分かる。

• 文化財課
• 電話：0854-23-3240