水稲
事前対策
- 浸冠水被害を考慮し、排水路の清掃、補修及び畦畔の補強を行う。
- 畦畔等の刈草を処分し、用水路などに流出させない。
- 成熟期に達している稲は、可能な限り台風接近までに収穫する。また、現時点で収穫できないところは、排水口に向けて圃場内に作溝を立て、その後の収穫に備える。
- 強風による脱水を防ぐため、落水後の水田でも湛水しておく。
- 台風の接近に伴い潮位がかなり高まることが予想されるので、中海沿岸地域等では塩水の逆流防止対策を講ずる。
事後対策
- 浸冠水した場合は一刻も早く排水に努める。
- 倒伏した場合、成熟期になっているものは速やかに刈り取る。また、成熟期までに日数を要する場合は、できるだけ早く株起こしを行う。この場合、株基が挫折しているときは、無理な立て直しがかえって損傷を大きくするので、隣の株上に穂を乗せる程度とし、圃場の排水を図る。
- 高潮により塩水が流入した水田では、真水の潅排水を繰り返して除塩する。また、中海沿岸等で海水を巻き上げ、葉にかかり、かつその後の降雨がない場合は塩害が起こるので、可能な限り真水の散布を行い、洗い流すようにする。
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