令和6年1月1日に発生した能登半島地震では、浄水場や下水処理場及びそれらの施設に接続する管路等、上下水道システムの根幹が甚大な被害を受け復旧が長期化しました。
事態を踏まえ、災害に強く持続可能な上下水道システムを構築する方針を固めた国の指示により、上水道と下水道の重要な管路や施設の耐震化を一体的に推進する「安来市上下水道耐震化計画」を策定しました。
期間:令和7年4月~令和12年3月
計画全体では概ね30年を要する見込みですが、国の指示により当初5年分の計画とし、随時更新します。
策定:令和7年1月
(1)重要管路
災害時に避難所、拠点医療機関、拠点施設となる重要施設に接続する上下水道管路です。なお、本計画で重要施設とする避難所は、上水道の整備状況と各地区の実情を勘案して選定しました。
(2)急所施設
重要管路のルート上にある浄水場、配水池、ポンプ場等、上下水道システムの根幹をなす施設です。
重要管路について、人口密集地で特に規模の大きい重要施設のある地区から優先して実施し、概ね15年間で全地域の完成を目指します。
急所施設について、被災すると上下水道の機能に極めて大きな影響を及ぼす施設から優先して実施し、概ね30年間で全施設の完成を目指します。
(1)上水道
1対象区域
市内全域。
2重要管路
次の順で整備し、概ね15年間で完成を目指します。
ア.令和7年度~11年度
安来地域の今津水源地から社日配水池までの配水管及び、その周辺の重要施設までの配水管。
イ.令和12年度~14年度
伯太地域の原代浄水場から原代配水池までの送水管及び、その周辺の重要施設までの配水管。
ウ.令和15年度~17年度
広瀬地域の川平浄水場から川平配水池及び富田配水池までの送水管及び、その周辺の重要施設までの配水管。
エ.令和18年度~21年度
上記以外の地区の重要管路。
3急所施設(対象:取水施設、浄水場、配水池等)
当初の5年で次の2施設に着手し、概ね30年間で全施設の完成を目指します。
ア.社日第1配水池の耐震補強
令和8年度に耐震化解析業務を実施し、整備の要否を判断します。
イ.矢田水源地の施設改良
令和8年度に基本設計業務、令和9年度から工事を実施します。
(2)下水道
本計画は国土交通省所管につき、公共下水道のみを対象としています。
1対象区域
・安来地域:流域関連公共下水道処理区域
・広瀬地区:特定環境保全公共下水道処理区域
・吉佐地区:単独公共下水道処理区域
2重要管路
重要施設から各公共下水道受け口までの下水道管路を対象とします。
ア.安来地域
流域関連公共下水道処理区域内の重要管路5,785mのうち耐震化未実施の管路3,293mを対象に、概ね15年以内に完成を目指します。
イ.広瀬地区
特定環境保全公共下水道処理区域は耐震基準に適合しているため、重要管路6,162mの耐震性能は確保しています。
ウ.吉佐地区
単独公共下水道処理区域には重要施設がないため該当ありません。
3急所施設(対象:下水処理場、ポンプ場)
該当ありません。
郵便番号:692-0207
住所:島根県安来市伯太町東母里580(伯太庁舎)
電話:0854-23-2020
ファックス:0854-23-0554
メールアドレス:suidou@city.yasugi.shimane.jp
(メールアドレスの「@」は半角「@」に書き換えてください。)
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