飼い主のいない猫(いわゆる野良猫)に対しては、地域に住む一人ひとりにさまざまな思いがあり、ときにトラブルの原因になってしまうことがあります。
猫を放っておけずに餌やりをする住民がいる一方で、自宅敷地への糞尿などに悩む住民もあり、こうした飼い主のいない猫をめぐる困りごとを解決する方法として、地域猫活動があります。
飼い主のいない猫による糞尿や鳴き声などの問題を地域の環境問題として捉え、地域住民の合意のもと、その地域にお住まいの活動を行おうとする住民が主体となって不妊・去勢手術や一定のルールに基づいた餌やりやトイレの管理を行います。
地域猫活動では、飼い主のいない猫を排除するのではなく、不妊去勢手術により一代限りの命を全うさせ、数年かけて地域から飼い主のいない猫がいなくなることを目指します。
安来市では、島根県と協働し地域猫活動に取り組む地域を支援しています。
地域住民、町内会や自治会などで問題点を確認し、解決に向けた取り組みについて話し合います。
活動の趣旨を十分に説明し、地域の理解を得て活動を行うことが大切です。
飼い主のいない猫の生息数の把握、活動のルール作り(餌やりの場所・時間、トイレの設置・清掃など)、役割分担など活動の計画を立てます。
猫は年に2~3回出産し、一度に4~6匹程度の子を産みます。増やさないためには不妊去勢手術をする必要があります。
飼い主のいない猫を保護して不妊去勢手術を実施し、手術済みであることがわかるよう耳先を少しカットして元の場所に戻します。
外で暮らす猫は短命で、寿命は3~5年といわれています。
地域で一代限りとなった猫に時間と場所を決めて餌を与え、糞尿で地域に迷惑がかからないようトイレを設置し管理します。
活動を始めるにあたっては、松江保健所までご相談ください。
郵便番号:692-8686
住所:島根県安来市安来町878-2(安来庁舎)
電話:0854-23-3100
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