特定外来生物「セアカゴケグモ」にご注意ください
島根県内の発見状況
平成30年度はセアカゴケグモの発見数が100匹を超え、平成27年度の発見以来、最も多くなっています。また、県外から運び込まれた車両に付着していた事例もありました。
セアカゴケグモの特徴
オスとメスで姿が異なり、毒を持っているのはメスだけです。
- メス(成体)の体長は約0.7cmから1cmで、全体が光沢のある黒色で、腹部の背面に目立った赤色の模様がある。
- オスの体長は約0.5cmで、体色は褐色、足の色は縞模様になっている。

セアカゴケグモ(メス・成体)「外来生物写真集」(環境省)より転載
- 攻撃性はありませんが、強い毒を持っており、触ると咬まれることがあります。
生息場所
- 日当たりの良い暖かい場所で、地面や人工物の窪みや穴、裏側、隙間に営巣します。(例)自動車、プランターの底、室外機の裏、庭に置いた靴の中など
- 屋外に置かれていた傘、衣服、おもちゃ等に付着して、屋内に持ち込まれる可能性があります。
- セアカゴケグモに咬まれないように屋外で作業する場合は、軍手など手袋を着用してください。
セアカゴケグモを見つけたら
- セアカゴケグモを見つけても、素手で捕まえたり、触らないでください。
- 駆除する場合は、家庭用殺虫剤(ピレスロイド系)を用いるほか、靴で踏みつぶす等の物理的な方法があります。
- 駆除した後でも箸やピンセットを使用し、決して素手で触らないでください。
- 周囲に潜んでいたり、卵がある場合があるので、よく確認するなど注意してください。
- セアカゴケグモと思われる個体を見つけた場合は、最寄りの保健所か市町村へご連絡ください。
- 松江保健所衛生指導課(電話:0852-23-1317)
- 安来市環境政策課(電話:0854-23-3102)
セアカゴケグモに咬まれた場合は
咬まれたときの症状
- 局所の疼痛、熱感、痒感、紅斑、硬結、区域リンパ節の腫張が生じます。
- 通常は数時間から数日で症状は軽減しますが、時に脱力、頭痛、筋肉痛、不眠などの全身症状が数週間継続することがあります。
- 重症例では、進行性の筋肉麻痺が生じます。
万が一、咬まれた場合は
- 咬まれたときは、速やかに医療機関にご相談ください。
- 重症化した場合は抗毒素血清による治療が必要です。
- 咬んだクモの種類がわかるように、できれば殺したクモを病院へご持参ください。
リンク
- お問い合わせ
- 安来市環境政策課
- 電話:0854-23-3102
- ファックス:0854-23-3188