遠隔医療システムを活用した鳥取大学医学部附属病院との医療連携について

安来市立病院は、鳥取大学医学部附属病院と連携し、遠隔医療システムを活用した新たな医療連携の試験運用を開始いたしました。


本取り組みは、地域における医療資源の有効活用と、より質の高い医療提供体制の構築を目的としており、ICT(情報通信技術)を活用することで、当院と鳥取大学医学部附属病院の専門医がリアルタイムで連携し、診療支援を受けるものです。

導入している遠隔医療支援システムは、高精細な映像と音声を通じて、両病院間でのスムーズな情報共有と診療支援を可能にします。これにより、当院での診療中に、鳥取大学医学部附属病院の専門医による助言や診断支援を受けることができ、救急対応や難症例への対応力が一層強化されます。

また、本システムは若手医師の教育・研修にも活用することが可能であり、地域における医療人材の育成にも寄与することが期待されています。

当院では、経営強化プランに基づき、広域的な医療連携の推進を通じて、地域全体で質の高い医療を持続的に提供できる体制の構築を目指しております。今回の試験運用を通じて、今後の本格導入に向けた検証と改善を重ね、市民の皆さまにとって、より安心・安全な医療環境の実現に努めてまいります。

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