地域の概要

　国道9号から南へおよそ10キロメートル，伯太川に沿って位置し，古くは母里藩の中心地として栄え，米作中心の農村地帯であった。近年，高規格道路（松江・米子バイパス道）の開通により，物流や人の動きの変化が多様化しつつある。

　現在，母里地区の産業は第1次産業が中心となっている。中でも，特産のチューリップ栽培を観光事業に生かした「チューリップまつり」，「城下町母里のおひなまつり」など，地域の活性化を図るイベントも定着し，貴重な観光資源となってきている。また，主要地方道のバイパス建設をはじめ，山陰高速道路網への接続道路の整備，上水道設備の改修，生活排水設備整備，行政事務・会計処理の電算化，行財政機能の近代化など，地域の生活環境の整備が続けられてきた。

　平成16年10月1日には，安来市・広瀬町との合併により新生「安来市」となり，新たな行政区画のもとで，「はな（美の・自然の・笑顔の・技の・絆の）ひらくまち伯太」，「心の豊かさを基にした母里の町づくり」が，地域・学校・事業所等との連携のもと進められている。