9/7４年生総合的な学習の時間～吉田川を守ろうプロジェクト

４年生は総合的な学習の時間で環境学習に取り組んでいます。１学期には吉田交流センターで吉田川のホタルについて中尾館長からお話を聴き、図書館でホタルについて調べ、ホタルが飛び交うこの光景をいつまでも大切にしなければいけないという思いをもち、自分たちに何ができるのかを考えました。
そこから始まったのが「吉田川を守ろうプロジェクト」です。多くの人に知ってもらうためにどうすればいいか、きれいな川を守るために何をしてもらえばいいのかなど、みんなで話し合って、５日に校長室に企画書を持ってきて、代表の４人がプレゼンテーションをしてくれました。
アクリルたわしやラベルの試作品を見せながら、提案理由や内容、思いを自分の言葉でしっかり伝え、こちらの質問にもきちんと答えることができました。プレゼンの目的は、アクリルたわしを作るための材料費を貸してほしいということだったので、「作って売って終わりではなく、このあと学習のまとめとして何をするのか、クラスのみんなで話し合ってきてください。」と一旦返しました。
本日再び校長室を訪れ、「交流センターに自分たちが作った新聞を掲示させてもらい、地域の人を含め、より多くの人に情報発信をする。」ということを伝えてくれたので、活動資金を貸すこととしました。
この学習には環境学習だけではなく、国語や算数などの各教科での学んだことを生かすことや、人と関わる力、金銭教育や消費者教育などたくさんの視点があります。既に、自主的に家でアクリルたわしの試作品を作ってみたり、休み時間にラベルの原画を描いたりするなど、自主的な活動にも広がっています。とりあえずのゴールイメージはあるけど、本当のゴールはどこにあるのかもわかりません。学習を通していろいろなことに興味をもち、気づき、やってみる。それが達成感や成就感、新たな学ぶ意欲へと広がってくれることを期待しています。