道徳教育の推進

平成27年3月に学習指導要領の一部が改定され、平成31年度から『特別の教科道徳』が中学校で（小学校は平成30年度から）全面実施されます。

一人ひとりの生徒の道徳性を育成するため、答えがひとつではない道徳的課題を一人ひとりの生徒が自分自身の問題として捉え、向き合い「考え、議論する道徳」へと質的転換を図ることが求めれられています。

安来市教育委員会のふるさと道徳推進事業として本日と明日の2日間にわたって、3年生が加納美術館を訪問します。加納美術館では名誉館長様から、加納莞蕾氏の絵画にこめられた平和への願いについてお話をしていただきます。

また、この事業とリンクして平成28年2月島根県教育委員会作成の「道徳教育郷土資料集島根の道徳中学校」に掲載されている「赦し難きを赦す世界の平和を求め続けた画家加納莞蕾」を題材とした道徳の授業を行いました。世界平和を希求した加納莞蕾の生き方について考え、平和に関する人間としての生き方について考えました。

登場人物の心情を追うだけではなく、自分自身のこととして捉えることができる題材や、授業展開、発問の工夫、評価のあり方などを日々考えています。