加藤千代三さんを偲んで

吉田交流センター2階にコーナー開設

加藤千代三さんを偲ぶコーナー

吉田交流センターまつりの展示をきっかけに加藤千代三さんを偲ぶコーナーを、交流センター2階に企画しました。

旧吉田小学校の校歌や交流センターに寄贈されているものなど、残されているものが限られておりますが、懐かしい品々が展示。

さくらのはなのまどあかりではじまる旧吉田小学校の校歌は加藤千代三さんの作詞によるものです。9月9日付けの山陰中央新報の文化欄に「続人物しまね文学館」というコラムに「山本弘」さん(島根県文学連盟理事)の文章が掲載されました。明治39年(1906年)安来市吉田町に生まれ…などなど。かつて歌人太田水穂に見出されて上京。その後、島崎藤村との深い交流の中、明治期における文庫の創刊や各種全集の出版などに携り、戦後は島根に帰郷し、島根新聞社(現山陰中央新報社)の編集局長を務めながら地方の文化活動にかかわった方です。残念ながら生家は残っておりませんが、交流センターにわずか掛け軸と直筆の書が残されております。尚、文章の一部を新聞内容などから引用させていただきました。

懐かしい著書の中からふるさとを思い書き綴られた一文の中にふるさと吉田に寄せる加藤さんの思いを拝読しました。

「昭和前史の人々ふるさと慕情」より抜粋文章の一部をご紹介します

安来市吉田町

吉田川岸にすみれのむらさきの咲く頃にして恋しかり

わたしが生れたのは、安来市吉田町である。といっても山深い谷間の集落であった。その山寄りを縫うようにして、小さな川が流れている。それが吉田川である。

(以後略)

お問い合わせ

吉田交流センター

郵便番号:692-0043
住所:島根県安来市上吉田町618-1
電話:0854-27-0325
ファックス:0854-27-0325
メールアドレス:yoshida.cs@city.yasugi.shimane.jp
(メールアドレスの「@」は半角「@」に書き換えてください。)

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