鷹入の滝

鷹入の滝について

この滝は、鷹入山(706メートル)中腹にあり、県道本山伯太線より、分岐、市道久之谷線入口より200メートル先、鷹入山入口より川に添って上ると奇岩巨岩が連なり途中杉林の森林浴、小鳥の囀りを聞き乍ら200メートル約15分で滝につきます。滝の入口、3の滝のほとりには平成24年建立の東屋があり、対岸の清水洋一石彫師の手による「ほほえみの像」と共に来観者の方々に心の安らぎを送るものと思います。

平成20年には、環境省が水環境保全の推進を図っていることから「平成の名水百選」に選ばれ、又21年には多年にわたり水・土壌環境の保全活動に貢献した功績に対し地元の上小竹連合自治会に対し環境省水・大気環境局長より表彰されました。島根県の名水百選にも昭和60年に選ばれ、この地方随一の名滝で白い瀑布となって滝壷に響き心地よい清涼感が周囲を包んでいます。続いて第2第3の滝となり滑らかな岩肌を飛沫を輝かせて落下しています。

毎年8月13日には地元上小竹連合自治会の皆さんにより手作りの祭り『滝まつり』が行われ、多くの人で賑わいます。

伝説が残る滝

この滝には次の様な伝説が残っています。

今から約四百年前徳川幕府初期のころ、この地に坂根彌藤次と言う鉄山師が住んでいて、ある日鷹入山で狩を行いこの滝で昼寝をしていると夢に女神が現れて「吾は日野の郡黒板の滝の女神であるが近頃水源に田をこしらえたため不浄で居心地が悪くなった。しかし住み馴れた処で、逃げるのも心苦しい。そこで朝の間は黒板で、陽が昇ってからはこの滝に移り住みたい。諸人病気に悩む者を救ってやるから疑うな。証拠に旱天でも水嵩が増すをもって知れ」と告げ姿は消え彌藤次はこのことを村人に話し総出で黒板の滝神社からお迎えし、この滝にお宮を造り祀った。

以来、新田の開発と砂鉄取りが進んで村も栄え祭には参詣者で賑わい滝下の広場で余興も盛んであったが、時の流れにより明治四年、稲荷神社の境内に遷宮し里宮とし滝に小さい祠を造り、奥宮として安置されている。

入口の看板のようす

一の滝とお茶席の写真

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