赤屋三十三番札打ち

大正7年(1918年)は変動の多い年であった。第1次世界大戦が終わろうとするころ、国内では米価の高騰から米騒動が起き、松江・浜田でもこの騒ぎが聞かれた。また、長雨で大洪水もあり、翌年にはスペイン風邪の大流行で、山村でも医薬の届かないまま没する者が多かった。このとき、城福寺に晋山早々の即通仙寿大和尚は、この難渋救済を発願した。多くの善意の俸捨を受け、三十三番観音を勧請して集落に石仏を安置し、札場めぐりによる人心の安泰を希求した。赤屋の観音札はこうして開設された。

「伯太町誌下巻第7編宗教・信仰第3章寺院と仏教」より

今年も彼岸の中日(平成19年3月21日・水曜)に赤屋三十三番札打ちが行われました。

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