リハビリテーション室

リハビリテーション室の紹介

リハビリテーションとは“人間らしく生きる権利の回復”であり、専門的知識、技術を用いて病気や怪我により障害を持った人が充実した生活が送れるように、身体的・精神的・社会的・職業的・経済的側面から支援し機能を最大限に回復することを目指すものです。

現在の当院のスタッフはリハビリテーション専門医1名、理学療法士7名、作業療法士6名、言語聴覚士3名で医師を中心に看護師や他の病棟スタッフと協力しながら、それぞれの症状に合わせた治療プログラムを提供しています。
施設基準は運動器リハビリテーション、呼吸器リハビリテーションが施設基準(II)脳血管疾患等リハビリテーション、廃用症候群リハビリテーションは施設基準(II)、がん患者リハビリテーションの届出申請し、地域包括ケア病棟に専従療法士を配置し疾患別リハビリテーション以外にも生活場面でのリハビリテーションの概念を看護師や介護職員とともに実践しています。また、退院後に在宅に安心して復帰できるよう保健行政や介護保険分野との連携を図りながら、地域におけるリハビリテーション医療の確立を目指しています。

理学療法とは

理学療法とは、身体の基本動作能力(寝返り、起き上がり、立ち上がり、歩行など)の回復を目的とし、運動療法によって関節可動域の改善、筋力強化、全身持久力の向上、運動調整機能の改善を行います。また温熱治療等の物理療法を用いて、疼痛の緩和なども行います。

主に、術後急性期におけるベットサイドでの訓練から回復期における運動療法や慢性期の運動機能の維持まで、生活に障害を持った方の治療や援助・指導を行っています。

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作業療法とは

病気の発症から間もない急性期には、麻痺の回復や作業活動などを用いながら、認知症の悪化防止などに努めます。
また、回復期や維持期では残存機能の活用により、日常生活の向上を目指し、家庭復帰、社会復帰を目指していきます。

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言語療法とは

ことばによるコミュニケーションに問題のある方、食事で問題のある方に対して専門的なサービスを提供し、自分らしい生活を構築出来るように支援をしていきます。検査・評価を実施し、必要に応じて訓練・指導・助言などを行います。
脳卒中の後遺症や神経の変性疾患(パーキンソン病、脊髄小脳変性症など)、術後の機能低下のある方などが対象となります。

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