放射線被ばくについて

放射線には自然放射線と人工放射線の2種類があます。自然放射線とは、われわれが日常生活において宇宙や地面から被ばくする放射線のことで年間約2.4mSv放射線を受けています。人工放射線とは、病院の検査や治療に使われる放射線、工業や原子力発電所に伴う放射線のことを言います。

上記のことをふまえて、皆さんが一度は撮影したことがある胸部X線撮影について考えてみましょう。病院で胸部X線撮影を1回行うと約0.1mSvの被ばく量があり、これを自然放射線と比較しても1回の被ばく量は微量で、あまり過敏に被ばくを心配する必要はないのです。

X線検査は大切な検査で、患者さまのいろいろな体の情報を与えてくれます。被ばくというわずかな危険をさけるために、病気の診断・治療が遅れて命を失うことがあってはならないのです。X線検査は病気の診断には欠かすことのできないもので、安全性もしっかり管理されていますので、安心して検査を受けてください。

妊娠中あるいはその可能性がある患者さまは、検査の内容によっては撮影を中止するか、検査を替えたほうがよい場合がありますので、主治医または担当技師にご相談ください。

放射線被ばくQ&A

質問1.放射線とは

回答1.放射線には自然放射線と人工放射線の2種類があます。自然放射線とは、われわれが日常生活において宇宙や地面から被ばくする放射線のことで年間約2.4mSv放射線を受けています。人工放射線とは、病院の検査や治療に使われる放射線、工業や原子力発電所に伴う放射線のことを言います。

質問2.1回の検査を受けると、どのくらいの放射線を浴びるの?

回答2.上記のことをふまえて、皆さんが一度は撮影したことがある胸部X線撮影について考えてみましょう。病院で胸部X線撮影を1回行うと約0.1mSvの被ばく量があり、これを自然放射線と比較しても1回の被ばく量は微量で、あまり過敏に被ばくを心配する必要はないのです。

質問3.何回も放射線検査を受けて大丈夫?

回答3.人体が大量に放射線を受けて影響がある量は、200mSvを超える量です。質問2でもわかるように、胸部の写真1枚が約0.1mSvなので、200mSvになるには、約2000回撮影することになります。心配しなくてもよい放射線量であることがお分かりになると思います。

質問4.放射線は、体の中に残りますか?

回答4.放射線は、物質を通す力を持っています。その力を利用して、人体の骨や脂肪その他の組織の透過の違いを写真にして表示します。したがって、身体に残ることはありません。