ご挨拶

事業管理者あいさつ

院長挨拶

 

当院のホームページをご覧いただきありがとうございます。
令和5年4月1日付で安来市病院事業管理者を拝命しました山崎泉美です。

 

安来市立病院は昭和30年5月に診療を開始して以来、地域に必要な医療を確保し、良質かつ適切な医療を提供できるように努めてまいりました。ご理解とご支援をいただきました市民の皆様、病院事業にご尽力いただきました皆様、そして、懸命に頑張っている職員の皆様に改めて感謝を申し上げます。

 

人口減少と少子高齢化の進行に伴い、地域医療を取り巻く環境が厳しさを増す中、安来市におきましても、持続可能な地域医療提供体制を確保するためには、社会の変化に応じてこれからの病院のあり方を見直すことが求められています。地域を見つめ、不足している医療サービスを洗い出し、限られた医療資源を最大限に活用し、どのように対応していくのかを考え、実践していくことが更に重要になります。また、病院間の役割分担と連携強化を進め、市内はもちろんのこと、市を超えた圏域全体で医療提供体制を考え、地域医療を守り支えることが必要になります。

 

2025年には、団塊の世代が後期高齢者となる超高齢化社会を迎えようとしています。4人に1人が75歳以上の高齢者と試算され、高齢化に伴う複合疾患や認知症への対応のほか、高齢者のみの世帯が抱える課題への対応などが求められてきます。当院におきましても、今後は、高齢者の特性・特徴を踏まえた医療の提供、住み慣れた地域で安心して住み続けられるための在宅医療サポート、また、医療・生活圏として隣接する松江市、米子市との医療連携などを中心に、今後の当院の果たすべき役割や必要な機能を明確化していく必要があります。

誰でも、いつでも、どこでも、安心して医療が受けられ、安心して暮らせるまちづくりに貢献できる市立病院を目指し、職員一丸となって取り組んでまいりますので、今後とも、ご支援、ご指導を賜りますようお願い申し上げます。

 

安来市病院事業管理者

山崎泉美

院長あいさつ

院長挨拶

 

水澤院長の御勇退に伴い、4月1日付で安来市立病院長に就任いたしました。
山崎病院事業管理者とともに、安来市の地域医療の中核を担うために、今後の市立病院の運営に尽力してまいります。

 

私は、長らく産婦人科医としてお産にも携わっていましたが、現在は婦人科外来を担当するほか、健診や特別養護老人ホームでの診療などを行っています。特に健診は、日頃の健康管理や病気の早期発見につながることから、受診結果のデジタル化を図り、「早く、わかりやすく」お伝えできるようにしています。

 

当院は「人を大切に、よい医療・やさしいケア・安心を提供できる病院を目指します」を基本理念に、地域に必要な医療が確保できるように努めてまいります。4月からは地域連携室に新たに「在宅支援係」を設置し、医師・看護師・セラピスト・管理栄養士が連携して、継続した在宅医療のサポートができるように体制を整えました。また、総合内科医を1名増員し、初診対応と在宅診療への体制強化を図っています。これからも、住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるように、医療の視点から支えていきたいと考えています。

 

安来市は、人口減少とさらなる高齢化が予測されています。特に、生産年齢人口が減少する中で、今後は医療を支える医療従事者の確保が重要となります。当院でも、医師・看護師等の確保は大きな課題の一つです。令和6年度から、医師の働き方改革、いわゆる医師の時間外労働規制が始まることから、タスクシフトやICTの活用などを進めていく必要があります。

 

当院は、開設68年目を迎えました。今後とも、地域の皆様に信頼され、必要とされる市立病院となるよう、職員とともに努力してまいりますので、ご支援、ご指導をお願いいたします。

 

安来市立病院長

水田正能