病院情報

  • 令和5年度安来市立病院病院情報の公表

 

更新履歴:令和6年9月25日

医療法における病院等の広告規制について:厚生労働省(外部サイトへ)

 


 

病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

 

年齢階級別退院患者数

年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード(TSV:1KB)

 

年齢区分 0〜 10〜 20〜 30〜 40〜 50〜 60〜 70〜 80〜 90〜
患者数 5 4 0 12 20 30 47 133 258 176

令和5(2023)年度の急性期病棟における退院患者を年齢階級別に集計した指標です。80歳から89歳までの患者が最も多く、70歳以上の患者が占める割合は、全体の80%以上です。高齢化率40%に迫る市域に立地する地域性を色濃く反映しています。
このような背景から、急性期治療を終えた後も何らかの支援が必要となるケースが多く、入院後の早い段階から相談員が介入し、地域の施設等との連携に取り組んでいます。急性期から慢性期、在宅まで地域の方々が安心して生活が続けられるように、支援しています。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード(TSV:2KB)

 

診療科名:内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx9900x0 心不全手術なし手術・処置等1:なし手術・処置等2:なし重症度等:他の病院・診療所の病棟からの転院以外 37 32.54 17.38 8.11% 90.81 -
030400xx99xxxx 前庭機能障害手術なし 23 7.43 4.73 0.00% 72.52 -
100380xxxxxxxx 体液量減少症 23 23.74 10.60 0.00 86.91 -
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症手術なし 21 24.62 13.52 9.52% 81.33 -
0400801499x002 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上)手術なし手術・処置等2:なし定義副傷病:なし重症度等:A-DROPスコア2

15

25.20 15.44 13.33% 85.53 -
入退院を繰り返す心不全患者及びめまいを主訴とする患者の割合が高く、次いで、高齢者に特徴的な尿路感染症や脱水症(体液量減少症)が多い傾向です。

 

診療科名:整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折,人工骨頭挿入術、肩、股等 17 45.06 25.50 29.41% 89.06 -
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。)手術なし 13 36.77 19.34 15.38% 80.15 -
160850xx01xxxx 足関節・足部の骨折・脱臼骨折観血的手術鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他等 - - - - - -
070510xx99xxxx 痛風、関節の障害(その他)手術なし - - - - - -
160980xx99x0xx 骨盤損傷手術なし手術・処置等2:なし - - - - - -

大腿骨近位部骨折の手術治療を目的とした入院が最も多くなっています。保存的治療も一定数以上あり、急性期病棟での受入れの他、在宅復帰を目的とした地域包括ケア病棟への入院もあります。高齢の方の入院が多いため、在宅等への復帰支援に注力しています。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード(TSV:1KB)

 

分類 初発:StageI 初発:StageII 初発:StageIII 初発:StageIV 初発:不明 再発 病期分類
基準(注釈)
版数
胃癌 1 - - - 1 1 1 8
大腸癌 - - 1 - 3 4 1 8
乳癌 - - - - - - 1 8
肺癌 - - - - - - 1 8
肝癌 - - 1 - 2 - 1 8

(注釈)1:UICCTNM分類,2:癌取扱い規約

5大癌とは、発症症例が多い、胃癌・大腸癌・乳癌・肺癌・肝癌を指します。UICC(国際対がん連合)が定める腫瘍毎の病期分類に従い、Stage分類を行っています。
当院は早期発見に注力しており、発見後は適切な医療機関への紹介治療に努めます。また、末期の方を中心とした在宅における支援もしています。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード(TSV:1KB)

 

症状 患者数 平均在院日数 平均年齢
軽症 2 3.00 47.00
中等症 34 21.91

84.44

重症 5 35.40 86.80
超重症 10

23.60

89.40
不明 - 0.00 0.00

成人市中肺炎とは、自宅や施設等において日常生活でかかる肺炎を指し、食べ物の誤嚥や、インフルエンザ・コロナウイルス等による肺炎は含まれません。当院では中等症の方の割合が最も高いですが、高齢者の患者が多く、年齢に比例し重症度も高く、入院期間も長期化傾向です。

脳梗塞の患者数等

脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード(TSV:1KB)

 

発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 11 63.73 85.73 10.00%
その他 9 84.00 88.89 0.00%

当院は神経内科の常勤医が居ないため、必要に応じて高度医療機関へ紹介をして治療を行っています。高齢者が主になりますが、発生後は早期離床を目指し、積極的にリハビリテーションを提供しています。
また、急性期を終えた患者のリハビリを目的とした入院も受け入れており、患者の在宅復帰を地域ぐるみで後押ししています。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード(TSV:1KB)

 

診療科名:内科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術長径2センチメートル未満 13 2.31 2.69 0.00% 790.54 -
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) - - - - - -
K654 内視鏡的消化管止血術 - - - - - -
K6181 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(四肢) - - - - - -

消化器内科医による内視鏡下での大腸ポリープ・結腸切除術が主な手術です。その他、内視鏡による手術を幅広く行っています。

 

診療科名:整形外科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術,甲骨、上腕、大腿 12 18.75 45.33 16.67% 85.25 -
K0462 骨折観血的手術,前腕、下腿、手舟状骨 - - - - - -
K0811

人工骨頭挿入術,肩、股

- - - - - -

K0483

骨内異物(挿入物を含む。)除去術前腕、下腿 - - - - - -

大腿骨に対する骨折観血的手術が最も多いですが、幅広く対応しています。高齢の方が多いため、充実したリハビリテーションを行いながら在宅等への復帰支援に努めています。

その他

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード(TSV:1KB)

 

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
130100 播種性血管内凝固症候群 異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
180010 敗血症 異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
180035 その他の真菌感染症 異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 - -
180040 手術・処置等の合併症 異なる - -

入院の合併症として代表的な4つの疾患ですが、当院では症例数が少なく、公表対象となりません。

 

 


 

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

リスクレベル「中」以上の手術をした患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率

リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード(TSV:1KB)

 

リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
23 22 95.65%

周術期において肺血栓塞栓症の予防行為の実施は、発生率を下げることにつながります。肺血栓塞栓症の発生リスクが高い手術を施行する場合に、術前・術中・術後において、弾性ストッキングの装着や観血的空気圧迫法を実施することが有効とされています。

血液培養2セット実施率

血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード(TSV:1KB)

 

血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
313 248 79.23%

病原体は血液中にばらついて存在することがあり、血液培養を1セットのみとした場合、偽陽性または、菌の検出につながらないことがあり、2セット以上の血液培養が推奨されています。

広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード(TSV:1KB)

 

広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
80 55 68.75%

近年、抗菌薬に対する耐性菌の出現により、難治症例が増加していることが世界的に問題となっています。そのため、抗菌薬の適正使用を推進する取り組みが求められ、抗菌薬投与前の適切な検体採取と培養検査が求められます。