病院指標

更新履歴：令和元年9月30日

医療法における病院等の広告規制について：厚生労働省（外部サイトへ）

1. 年齢階級別退院患者数
2. 診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
3. 初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
5. 脳梗塞のICD10別患者数等
6. 診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
7. その他（DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）

【注意】掲載している表の中で、該当のない項目または数値が5未満の場合は、「-」（ハイフン）と表記しています。

年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード（TSV：1KB）

平成30（2018）年度の急性期病棟における退院患者を年齢階級別に集計した指標です。80歳から89歳までの患者が最も多く、全体の38.6%となっています。高齢者（70歳以上）が全体の79.5%、逆に未成年（0歳から19歳）は1.1%であり、少子高齢化の地域性が反映されています。
この集計には反映されておりませんが、疾患や病状等によっては地域包括ケア病棟での治療を行っています。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード(TSV:4KB)

内科では入退院をくり返す心不全の入院がもっとも多く、ここにはあがっていませんがペースメーカ移植術も行っています。次いで尿路感染による入院です。3番目は前庭機能障害の入院ですが、これはめまい症状での入院です。誤嚥を含む肺炎での入院も多くなっています。高齢な方が多いため、全国平均よりは長い入院期間となっています。

鼠径ヘルニアでの入院が最も多く、腹腔鏡下での手術も行っています。次に腸閉塞の入院（手術なし）が多いです。悪性腫瘍に関する入院では結腸の悪性腫瘍が最も多く、化学療法目的の入院と手術治療の入院があります。高齢者が多いため、全体的に入院期間が長くなっています。

急性期病棟への入院は、大腿骨頸部・転子部骨折が主であり、時間外に椎体骨折での入院もあります。当科では、この集計には計上されてはいませんが、前腕骨骨折の手術治療、椎体骨折・骨盤骨折の保存的治療については、地域包括ケア病棟で多く行っています。

皮膚の壊疽（体の一部分の組織が、やけど等により生活力がなくなり機能しなくなった状態）や瘻孔（皮膚、粘膜や臓器の組織に炎症などによって生じた管状の穴）、また腫瘍に対し、手術治療のための入院です。

扁桃周囲炎に対する薬物療法のための入院です。

尿路感染症や、膀胱腫瘍等に対し薬物療法のための入院です。

他疾患で療養病棟入院中に消化器疾患を発症し急性期病棟に転棟して治療が必要となった患者、食物アレルギーによる全身管理が必要な患者の入院です。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード(TSV:1KB)

(注釈）1:UICCTNM分類,2:癌取扱い規約
5大癌とは発症の症例が多いと言われる胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌の事を言います。UICC（国際対がん連合）で定められたルールに従って各癌のstageが決まります。9割以上が消化器（胃・大腸）の癌であり、開腹・腹腔鏡下・内視鏡による手術や化学療法を行っています。その他の癌に関しては、手術、化学療法、ホルモン療法等を行っています。

成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード(TSV:1KB)

成人市中肺炎とは、自宅や介護施設において普段の日常生活でかかる肺炎を指し、食べ物の誤嚥に伴う肺炎や、インフルエンザウィルスによる肺炎は含まれません。
当院では、中等症の患者が最も多く、超重症、軽症、重症の順になっています。中等症以上の平均年齢は80歳以上となっており、入院期間が長期化する傾向にあります。

脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード(TSV:1KB)

当院の脳梗塞患者は、発症から3日以内の入院であり、早期離床に向けた早い時期からのリハビリデーションの提供を行っています。急性期の生活を終えた患者は、地域包括ケア病棟に転棟しリハビリテーションの継続を行い、早期に在宅復帰出来るよう支援を行っています。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード(TSV:2KB)

内科では、内視鏡下での手術を行っています。大腸ポリープや腫瘍に対しての内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術が一番多く、全身麻酔での手術も行っており、短期での入院治療となっています。また、内視鏡的胆道ステント留置術は、様々な病気で狭くなった胆道にチューブをおいて胆汁の流れを良くする手術です。

鼠径ヘルニア手術は腹腔鏡手術も行っており、入院日数の短縮につながっています。胆嚢摘出術も腹腔鏡手術も行っています。悪性腫瘍手術では結腸の悪性腫瘍手術が最も多いです。

内視鏡下で実施する結腸のポリープ、粘膜切除術を行っています。

急性期病棟では、大腿骨頸部・転子部骨折の手術、人工関節置換術を主に行っています。その他、この表には反映されていませんが、前腕骨骨折の手術、腱断裂の手術などは地域包括ケア病棟で行っています。

皮下腫瘍による摘出術、褥瘡・皮膚潰瘍・熱傷等による皮膚欠損に対する植皮術、皮膚の壊疽（体の一部分の組織が、やけど等により生活力がなくなり機能しなくなった状態）による切断術、瘻孔（皮膚、粘膜や臓器の組織に炎症などによって生じた管状の穴）による腹壁瘻手術です。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード(TSV:1KB)

入院の合併症として代表的な4つの疾患について集計した指標です。入院契機と異なる症例は、入院中に基礎となる疾患が重症化したと考えられます。