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更新履歴：令和３年9月30日
医療法における病院等の広告規制について：厚生労働省（外部サイトへ）
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード（TSV：1KB）
| 年齢区分 | 0〜 | 10〜 | 20〜 | 30〜 | 40〜 | 50〜 | 60〜 | 70〜 | 80〜 | 90〜 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 患者数 | 1 | 3 | 6 | 16 | 14 | 43 | 78 | 152 | 271 | 194 |
令和2（2020）年度の急性期病棟における退院患者を年齢階級別に集計した指標です。80歳から89歳までの患者が最も多く、35%となっています。高齢者（70歳以上）が全体の80%となっており、少子高齢化の地域性が反映されています。このような背景から急性期治療後、在宅や施設への退院に向けた支援が必要なケースが多くなっており、地域の方々が安心して生活が出来るように急性期から慢性期への対応、また、入院後出来るだけ早期から相談員が介入することで、地域の施設等との連携や在宅等への退院に取り組んでいます。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード(TSV:2KB)
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 050130xx9900xx | 心不全手術なし手術・処置等１：なし手術・処置等２：なし | 40 | 26.08 | 17.23 | 10.00% | 87.00 | なし |
| 110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症手術なし | 39 | 15.69 | 13.00 | 0.00％ | 85.38 | なし |
| 040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎手術なし手術・処置等２：なし | 26 | 31.96 | 20.51 | 0.00% | 85.46 | なし |
| 060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。）,内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 18 | 3.22 | 2.66 | 0.00％ |
74.72 |
なし |
| 060102xx99xxxx | 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患手術なし | 17 | 7.12 | 7.74 | 5.88％ | 63.00 | なし |
入退院をくり返す心不全が最も多くなっています。尿路感染症や誤嚥による肺炎での入院がそれにつづきます。消化器症状のある方に対して、腫瘍病変を発見し内視鏡下での切除や腹腔内感染症に対して治療を行った件数が多くなりました。高齢な方が多いため、全体的に全国平均より長い入院期間となっています。
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 060210xx99000x | ヘルニアの記載のない腸閉塞手術なし手術・処置等１：なし手術・処置等２：なし定義副傷病：なし | 11 | 9.64 | 9.08 | 0.00% | 72.91 | なし |
| 060035xx99x0xx | 結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍手術なし手術・処置等２：なし | 10 | 9.00 | 8.33 | 0.00% | 82.40 | なし |
| 060335xx0100xx | 胆嚢炎等,胆嚢摘出術手術・処置等１：なし手術・処置等２：なし | 6 | 12.67 | 13.78 | 0.00% | 81.50 | なし |
| 161070xxxxx00x |
薬物中毒（その他の中毒）手術・処置等２：なし定義副傷病：なし |
6 | 7.17 | 3.81 | 0.00% | 76.67 | なし |
| 060020xx99x0xx | 胃の悪性腫瘍手術なし手術・処置等２：なし | 5 | 20.20 | 10.73 | 20.00% | 87.00 | なし |
消化器（胃・大腸）の手術後や悪性腫瘍等の治療後による腸閉塞、結腸や胃の悪性腫瘍に対する化学療法目的等の入院や、胆嚢摘出、虫垂の切除による入院が多くなっています。
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 160800xx01xxxx | 股関節・大腿近位の骨折,人工骨頭挿入術,肩、股等 | 37 | 44.54 | 25.09 | 48.65％ | 86.51 | なし |
| 160690xx99xxxx | 胸椎、腰椎以下骨折損傷（胸・腰髄損傷を含む。）手術なし | 5 | 35.20 | 18.81 | 40.00％ | 84.60 | なし |
| 070330xx99x0xx | 脊椎感染（感染を含む。）手術なし手術・処置等２：なし | 4 | 37.75 | 30.77 | 25.00％ | 79.25 | なし |
| 070370xx99xxxx | 脊椎骨粗鬆症手術なし | 4 | 36.00 | 21.71 | 0.00% | 86.25 | なし |
| 160800xx99xxxx | 股関節・大腿近位の骨折手術なし | 4 | 80.00 | 15.20 | 0.00% | 79.75 | なし |
昨年度と同様に、大腿骨近位部骨折の手術目的治療入院が最も多いです。手術治療、保存的治療を含め時間外のほどんどの外傷は急性期病棟へ入院となります。その後の精査にて保存的治療となれば地域包括ケア病棟へ転棟となるため、保存的治療例も一定例は存在します。急性期治療を終えられた方に関しても地域包括ケア病棟へ転棟いただき在宅等復帰への支援を行っています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード(TSV:1KB)
| なし | 初発：StageI | 初発：StageII | 初発：StageIII | 初発：StageIV | 初発：不明 | 再発 | 病期分類 基準（注釈） |
版数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 胃癌 | 0 | 0 | 2 | 9 | 4 | 6 | 1 | 8 |
| 大腸癌 | 0 | 1 | 2 | 6 | 0 | 17 | 1 | 8 |
| 乳癌 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 8 |
| 肺癌 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 8 |
| 肝癌 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 1 | 8 |
(注釈）1:UICCTNM分類,2:癌取扱い規約
5大癌とは発症の症例が多い、胃癌・大腸癌・乳癌・肺癌・肝癌のことを指します。UICC（国際対がん連合）が定めた腫瘍ごとの病期分類があり、T（原発腫瘍の拡がり）、N（所属リンパ節転移の有無と拡がり）、M（遠隔転移の有無）にて評価を行いstage分類が決まります。当院では、胃癌・大腸癌が多くなっています。大腸癌の検査に関して当院では、内視鏡検査に抵抗のある方に対し、CTによる検査を積極的に行い早期発見に繋がっています。治療に関しては、手術や化学療法を行っています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード(TSV:1KB)
| 症状 | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 |
|---|---|---|---|
| 軽症 | 0 | 0.00 | 0.00 |
| 中等症 | 29 | 28.10 | 87.34 |
| 重症 | 4 | 26.25 | 87.25 |
| 超重症 | 2 | 80.00 | 84.00 |
| 不明 | 0 | 0.00 | 0.00 |
成人市中肺炎とは、自宅や施設等において普段の日常生活でかかる肺炎を指し、食べ物の誤嚥による肺炎、インフルエンザウイルスによる肺炎は含まれません。当院では、中等度が最も多くなっております。中等症・重症・超重症の平均年齢も85歳を超えており、高齢者の重症度が高く、入院期間も長期化傾向にあります。
脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード(TSV:1KB)
| 発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
|---|---|---|---|---|
| 3日以内 | 22 | 43.77 | 85.55 | 12.50％ |
| その他 | 8 | 97.20 | 85.88 | 0.00% |
脳梗塞は、発症から3日以内の症例が多く、早期離床に向けリハビリテーションの提供を行っております。急性期の治療を終えられた後、地域包括ケア病棟へ転棟していただき、早期に在宅復帰できるように、リハビリテーションの継続と退院支援を行っております。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード(TSV:2KB)
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術,長径2センチメートル未満 | 20 | 1.25 | 2.05 | 0.00% | 75.35 | なし |
| K654 | 内視鏡的消化管止血術 | 10 | 7.40 | 14.80 | 0.00％ | 73.00 | なし |
| K6182 | 中心静脈注射用植込型カテーテル設置,頭頸部その他に設置した場合 | 9 | 48.44 | 84.11 | 0.00% | 87.33 | なし |
| K6871 | 内視鏡的乳頭切開術,乳頭括約筋切開のみのもの | 9 | 0.89 | 8.44 | 11.11% | 79.44 | なし |
| K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 6 | 3.50 | 23.33 | 33.33% | 86.83 | なし |
最も手術例が多かったのは、消化器内科医による内視鏡を用いて行う大腸ポリープ・粘膜切除です。上位2つは昨年度と順位が変わりませんが、令和2（2020）年度は総胆管結石に対する内視鏡的乳頭切除術の件数が多くなりました。また、口から食べたり、飲んだりが出来ない方に対しては胃瘻造設術よりも中心静脈注射用植込型カテーテル設置が多くなりました。
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K672 | 胆嚢摘出術 | 6 | 2.17 | 10.17 | 0.00% | 74.00 | なし |
| K718-21 | 腹腔鏡下虫垂切除術,虫垂周囲膿瘍を伴わないもの | 5 | 0.20 | 5.20 | 0.00% | 54.40 | なし |
| K714 | 腸管癒着症手術 | 4 | 2.75 | 20.75 | 0.00% | 83.75 | なし |
| K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術,長径2センチメートル未満 | 4 | 1.00 | 2.50 | 0.00% | 75.00 | なし |
| K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 3 | 1.67 | 7.00 | 0.00% | 74.00 | なし |
胆嚢摘出術、腹腔鏡下虫垂切除術等を行っています。腹腔鏡下での手術は、入院日数の短縮につながっています。
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K0461 | 骨折観血的手術,肩甲骨、上腕、大腿 | 34 | 3.82 | 46.71 | 29.41% | 86.71 | なし |
| K0811 | 人工骨頭挿入術,肩、股 | 10 | 6.00 | 22.70 | 90.00% | 83.20 | なし |
| K0462 | 骨折観血的手術,前腕、下腿、手舟状骨 | 4 | 5.00 | 62.00 | 0.00% | 49.25 | なし |
| K0463 | 骨折観血的手術,鎖骨、膝蓋骨、手（舟状骨を除く。）、足、指（手、足）その他 | 4 | 2.00 | 68.25 | 0.00% | 58.00 | なし |
| K0821 | 人工関節置換術,肩、股、膝 | 2 | 5.50 | 62.00 | 0.00% | 66.50 | なし |
転倒等による外傷に対して行う手術が最も多く、大腿骨に対する骨折観血的手術や、大腿骨近位部骨折の一部に行われる人工骨頭置換術を行っています。高齢の方が多く、3分の1は骨粗鬆症関連骨折です。リハビリテーションを行いながら在宅復帰等の支援に努めています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード(TSV:1KB)
| DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
|---|---|---|---|---|
| 130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | 5 | 0.64％ |
| 130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 異なる | 8 | 1.03％ |
| 180010 | 敗血症 | 同一 | 1 | 0.13% |
| 180010 | 敗血症 | 異なる | 2 | 0.26％ |
| 180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | 0 | 0.00％ |
| 180035 | その他の真菌感染症 | 異なる | 0 | 0.00％ |
| 180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 4 | 0.51% |
| 180040 | 手術・処置等の合併症 | 異なる | 0 | 0.00％ |
入院の合併症として代表的な4つの疾患について集計した指標です。入院契機と異なる症例は、入院中に基礎となる疾患が重症化したと考えられますが、一因として高齢による免疫力の低下が考えられます。
