150周年記念授業

　10月3日（火）に能義小学校創立150周年記念事業の一環として、動物学者であり、童話作家でもある入江尚子先生の特別授業を行いました。

　当日は、授業に先立ち、児童の安来節銭太鼓と全校合唱「愛しふるさと安来」を披露しました。息の合った銭太鼓さばきと、心のこもった綺麗な歌声でした。

　そして、いよいよ入江先生の講演が始まりました。演題は「能義小でLet'sゾウオロジー2023～今日からあなたもゾウ博士～」でした。子どもたちに人気のある「ゾウ」にまつわるたくさんのエピソードや楽しいクイズをまじえたお話でした。ゾウの群れのリーダーは、おばあさんゾウだということや、ゾウの声は「パオーン」だけでなく80種類以上もあって、人間には聞こえない低い声で会話をしていること、ゾウは足し算ができることなど、子どもたちだけでなく保護者の皆さん地域の方、教職員も「へ～。そうだったのかあ。」と初めて知ることをたくさん教えていただきました。

　また、講演の後半では、ゾウの「うんち」を見せていただいて、子どもたちは大興奮でした。思ったより臭いが少なくきれいなものでした。そして、PTAの方々のご協力で、牛乳パックとゾウのうんちの繊維を混ぜたはがき作り（紙すき体験）をしました。初めての児童が多かったですが、親子で協力して、楽しくはがき作りができました。

　講師の入江先生は、とても優しく、みんなにわかりやすい語り口で話してくださいましたので、会場みんながゾウの世界に引き込まれました。そして、 ゾウも人間同士も同じで、「思いやる心で仲良くなれる。言葉にできない心の中を思いやって、相手も自分のことを思ってくれていると信じることが大切」と言われたことが、みんなの心に響きました。

　入江先生の授業の後は、児童、保護者、地域の皆さん、教職員がみんな校庭に出て、上空からドローン撮影をしました。できあがった写真は、クリアファイルに印刷され、配布される予定です。楽しみですね。