ふるさと井尻のよさを発見しよう!
井尻小学校周辺で見られる「井尻の豊かな自然」(風景・植物・子ども・動物・昆虫・魚等)を四季折々の風景のなかでご紹介します。
井尻小学校の卒業生の皆さんにとって、なつかしい風景となることでしょう。
4月、井尻小学校正面の山々はいろとりどりのツツジの花でいっぱい。これは卒業記念植樹です。
校門横には平成15年度卒業生が作成した木製の「井尻小学校」が設置してあります。
校舎の前には石碑があります。「夢に向かって翔け井尻っこ」と彫ってあります。
校舎の前には花壇。花がきれいに咲き誇っています。
『古事記』によればイザナミ命は火の神を出産後亡くなり、「出雲国と伯耆国とのさかいの比婆山に葬られた」とある。この比婆山こそ伯太町峠之内にある比婆山と考えられている。
比婆山の山頂には比婆山久米神社奥の宮の本殿があり、その横には「伊邪那美大神御神陵」と書かれた標柱がある。
比婆山の山頂には島根県の天然記念物に指定されている『陰陽竹』(形は竹、葉は笹)が自生している。
イザナギ命が比婆山に葬られたイザナミ命(妻)に会おうと比婆山を訪れた時、持っていた杖を投げると、そこから生えたのが『陰陽竹』という言い伝えが残っている。
井尻小学校の校門から入ると左側に30mもあるセンペルセコイヤがそびえています。
井尻小学校の卒業生の一人である伊達源一郎氏(明治7年3月15日~昭和36年7月15日)は明治中期から大正期にかけ国民新聞社記者、編集局長、読売新聞主筆を経て「東方通信社」主幹、国民新聞社長、ジャパンタイムズ社長とマスコミ界にて大活躍をされる。戦後、故郷井尻に帰郷されたのち、昭和21年、「島根新聞」(現山陰中央新報社)に招聘され社長となり、翌昭和22年、第1回参議院議員通常選挙において島根地方区にて114,262票を得てトップ当選。外務委員内閣委員長に就任、昭和26年サンフランシスコ平和会議に日本全権代表として吉田全権に従い出席、主に各国新聞報道関係を担当する。昭和28年参議院議員任期満了、同時に島根新聞社長を辞す。昭和33年「松江市名誉市民」称号授与される。昭和36年松江市西茶町の自宅で永眠。同日、従四位勲三等に叙勲された。東京千鳥ガ渕公園の「自由の群像」中には徳冨蘇峰らとともにその名が刻まれている。尚、伊達源一郎翁の墓は井尻一乗寺内に、伊達源一郎翁顕彰碑は井尻公民館入口にある。
伊達源一郎翁の自宅跡は、現在、井尻公民館として活用され井尻の人々が憩う場となっている。また、同氏が寄贈した414種1,630体におよぶ鳥類標本は国内でも有数の学術標本として、現在、島根県立三瓶自然館サヒメルにおいて「伊達コレクション」として展示されている。伊達コレクションには、法律・条約で狩猟が厳しく制限されているイヌワシ、シマフクロウなど稀種標本もあり、とても貴重なものとなっている。
井尻小学校の周辺には豊かな自然が見られます。5月中旬には、アザミ、しろつめ草、タンポポなどの草花でいっぱいです。
アザミの名前の由来は、「和名抄(わみょうしょう・932年)」に「葉には刺(とげ)多し、阿佐美(あさみ)」という説、「植物名の由来(中村浩・1980年)」には、「アザムという言葉は、アサマから転訛(てんか)したもので、傷むとか傷ましいの意である」という説、アザミに触ると刺があり痛いので、アザム草が転訛してアザミと呼ばれるようになったという説などあります。知っていましたか。アザミは薬効があり、利尿、解毒、止血、強壮薬として利用されています。
5月中旬には小学校周辺の田では農繁期を迎えます。大きなトラクターが大活躍の時期でもあります。こうして、トラクターを使い田んぼの土を平らにならすと、田植えの季節になります。
井尻小学校の校舎裏側を伯太川が流れています。清流とせせらぎ。ときに聞こえる野鳥の鳴き声。井尻の豊かな自然を感じさせる風景です。清らかな流れは私たちの心を和ませてくれます。
比婆山からは近くに井尻小学校をはじめ、遠くは安来平野、島根半島、大山が眺望できます。新緑に包まれた山々、キラキラ輝く水田の水面、小学校の校舎、この景観はふるさと井尻の財産です。
5月中旬からは燕が飛び交う季節となります。校舎のあちこちに燕が巣作りをはじめます。
ベランダ上部には燕の巣が見られます。
つがいの燕が手すりに並んで会話をしてます。
昭和初期に本校の教員をしておられた先生のご子息から、毎年、寄贈していただいていたお金で購入したのが『武部文庫』です。
ご子息は現在は千葉県にお住まいですが、今も、遠い地から井尻の子どもたちを温かく見守っていただいています。
郵便番号:692-0213
住所:島根県安来市伯太町井尻859番地2
電話:0854-37-1032
ファックス:0854-37-1095
メールアドレス:ijiri.esc@city.yasugi.shimane.jp
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