模擬裁判体験(1月24日)

1月24日、3年生の社会の日本の司法制度についての学習で、裁判員制度の模擬体験をしました。島根県弁護士会から弁護士の野島様、陶山様が来校され、裁判員制度の説明や模擬裁判を通して、その仕組みや内容について教えていただきました。

裁判員制度では18歳から、参加する資格があり、抽選により選ばれるそうです。3年生はあと3年もすれば成人になるので、裁判員になる確率は低いといえどもその可能性はあります。裁判員の立場で有罪か無罪かを選択する過程で、いろいろと意見を交わし、結論を出す過程を体験することができました。

弁護士さんの言葉で印象に残ったのは、理系文系関係なく、文章を書いたり、ロジック、考え方を組み立てたりする過程で論理的に物事を考え、まとめていく力はとても重要である、今回は有罪か無罪かは判断は難しいが、自分でなぜそう考えたのか、それをわかりやすく論理立ててまとめることはよい体験になったと思う、と話されました。

大変、印象に残る言葉でした。今、教育で求められている重要なチカラだと感じました。一人一人の考えをチームでまとめて、合意形成をして結論を出すという貴重な経験ができたと思います。

そして、最後に違った観点からも話されました。昨今の特殊詐欺で末端で逮捕される青少年は、単なる単価の高いバイトと思って犯罪に手を染めているそうです。そして、初犯でも裁判で実刑となるケースが多いそうです。いわゆる闇バイトで犯罪であるという感覚がないまま始めてしまい、途中から抜けられなくなるケースが後を絶たないそうです。

今回は実際に弁護士さんに来校していただき、体験だけではなくいろいろな視点から貴重なお話を聞くことができました。

今回の模擬裁判体験の様子は、今日の18時からどじょっこTVで放映されます。ぜひご覧になってください。

※今日→1月31日に変更になりました

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