実りある農地を次世代に

平成25年12月号掲載

 能義地区から宇賀荘・大塚地区にかけて広がる能義平野では、毎年10 月下旬ごろになると、コハクチョウが越冬のためシベリアなどから飛来するようになり、そのいたるところで見られる落穂をついばむ姿は、安来の冬の風物詩となっています。

 近年、この能義平野において、農業の生産性向上を目指す施策として、市では大区画ほ場の整備を推進しています。水田を1区画あたり1ヘクタール(約1町歩)規模に大きくし、水はけを良くするための排水改善や、農道整備などを行うものです。これにより、大型機械での作業が可能となり、集落営農組織に農地を集約して組織的に取り組むことで耕作の効率化が図られ、収益性の向上や耕作放棄地の解消などにもつながるものと考えています。

 これまでに能義第1地区と宇賀荘第1・2地区は完成し、現在進めている能義第2地区と大塚地区の事業が完了すると、約600 ヘクタールにも及ぶ広大なほ場となります。西日本でも例を見ない優良な農業生産体制が整うこととなり、この先進的な取り組みが、本市の農業生産力の向上に大きく貢献するものと期待しています。

 その昔、オオクニヌシノミコトが国造りの最初に稲作を始めた地と伝えられる能義平野を、さらなる穀倉地へ。日本の農業は、担い手の高齢化、後継者不足が叫ばれて久しいですが、このほ場整備の取り組みが農業を支える安来の次世代農業への足掛かりの一つとなるよう、引き続き担い手育成や生産基盤の整備などに努め、関係機関などと連携し取り組んでまいります。

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