観光振興の展望

平成24年3月号掲載
 観光振興は、関係する業 界のみならず地域経済全般に及ぼす影響が大きく、まちづくりに直結する重要な施策の一つといえます。安来市は古事記に伝わる比婆山、尼子氏ゆかりの月山富 田城跡、たたらが築いた鉄の道など、背景に深い歴史が刻まれた史跡をはじめ、安来節、足立美術館、加納美術館、清水寺、さぎの湯温泉など多様な観光資源に 恵まれています。今後の観光施策で鍵となるのは、これらの資源に潜在する魅力を前面に押し出し、「ワンアンドオンリー(唯一無二)」ここにしかないものと してアピールすることです。その一環として、安来市観光協会と安来市では、新たな取り組みを始めています。
 例を挙げると、昨年11月に外国人向 けの観光あっせん事業をスタートしました。市内をタクシーで巡り、伝統工芸や安来節など、安来ならではの文化を外国人旅行者に体験してもらう新企画です。 また、市民から募った47人が、安来の魅力を伝える案内人「観光マイスター」の認定を目指し、昨年10月から養成講座を受講しています。
 こうした試みを先駆けに、観光客に対して胸を張って勧めることができる観光資源の確立を目指し、市民の皆さんと一緒に磨きを掛けて行きたいと思います。
  さて、2月1日に中海市長会が米子市内で開催した観光シンポジウムでは、安来・松江・米子・境港の4市長が、今後の観光振興のあり方について意見を交わし ました。その中で一致した認識は「点から面」、つまり単独展開から広域連携展開へと事業体制を拡張することでした。概要は、中海圏域各地に分散している観 光資源を、テーマやストーリー性といった共通の付加価値を触媒にして融合を図るというものです。自治体が連携してアピールすることができれば、量・質とも に観光産業全体の底上げが期待できます。
 島根では「古事記編纂1300年祭」、鳥取では「国際マンガサミット」と、山陰両県で開催される注目の大イベントに向けて、機運が盛り上がっている今年。新時代に対応する観光スタイルの足がかりを築く、チャンスの年と考えています。
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