史跡・名勝
天台宗の古刹「清水寺」、開運の里としても知られる「雲樹寺」、尼子一族の興亡の秘話と戦いの跡が残される「要害山」など神秘のふるさと・出雲にゆかり深いこの地にふさわしい史跡や名勝がズラリ。安来市の今と昔を垣間見ることが可能です。
●戦国の覇者・尼子盛衰記をめぐる
出雲地方一帯を、戦国の世の長きに渡り率いてきた尼子一族。居城となった月山富田城をはじめ、一度は滅ぼされながらも名参謀・山中鹿介の手により企てられた再興計画の足跡まで、毛利により完全に滅亡させられるまでの栄華の歴史を詳しく振り返ります。
●富田八幡宮
保元平治の頃(1156〜1159)平家の武将平景清が富田城築城にあたって月山山頂にあった社を現在の八幡山に移したといわれている。参道は苔むした石畳が両脇の杉、欅の大樹に覆われ、森厳さを保っている。
●清水寺
天台宗の古刹。5万坪の境内には、三重塔など、県や国の重要文化財も数多く、荘厳な空気に包まれています。境内にある旅館では、寺坊伝統の肉、魚を一切使わないヘルシーな精進料理も名物。約100本のソメイヨシノが三重塔を背景に咲く春の風景も情緒豊かです。●TEL:(0854)22-2151
●雲樹寺(うんじゅじ)
臨済宗系の古刹。1322(元亨2)年、孤峰覚明(三光国師)によって創建された禅寺で、出雲地方では最古の禅寺の一つ。松並木の参道を通り境内に入ると、まず四脚門(大門、国重文)があり、寺内には県下でも数少ない朝鮮鐘(国重文)が現存。裏山庭園に咲く、数百株のつつじも有名です。●TEL:0854-22-2875
●金屋子(かなやご)神社
1200社を数える「金屋子神社」の総本山。昔の伝統を頑なに守るたたらの職人をはじめ、鉄にかかわる様々な人々の信仰を集めており、現在でも製鉄・治金関係者らが数多く参詣しています。ちなみに、鳥居は石づくりでは日本一と言われているそうです。
●要害山・長台寺(ちょうだいじ)
戦国時代、尼子と毛利の戦場となった要害山。尼子一族の興亡の秘話や戦いの爪跡が随所に残されていて、その当時の歴史を思い起こさせてくれます。要害山の入口には、奈良時代、行基菩薩によって開かれたと伝えられる天台宗の古刹、長台寺もあり。●TEL:0854-37-0719
●比婆山 久米神社・陰陽竹
「古事記」にも記された神陵があり、久米神社が祭られていた標高330mの比婆山。山頂付近には、男竹に、女性的な笹のついた「陰陽竹」も分布。全国的でも極めて貴重な竹だけに、昭和47年、県の天然記念物にも指定されました。
●縄久利(なわくり)神社
中国地方一円の畜産農家から信心を集めており、県内でも珍しい、見事な傘鉾の大祭が行われます。●TEL:0854-34-0109
●鷹入の滝[名水百選]
鳥取県との県境、標高706mの鷹入山中腹にある三段の滝。本滝の高さは10m、木々に被われた薄暗い岩壁の中を一気に落ち、滝壺の前には伝説の女神を奉ずる祠があります。その神水は「名水百選」にも選定。
●古代出雲王陵の丘
国指定史跡、全国最大の方墳・造山古墳群を中心に、荒島地域は大型古墳ゾーンとして有名で、この周囲一体を公園として整備。標高約50mの墳丘上からは、中海をはじめ、遠くには島根半島も一望。神秘的な古墳群を舞台に、国引き神話の世界へといざなってくれます
●母里(もり)一万石の町並み
伯太町の東母里地区には、江戸時代の武家屋敷が立ち並び、母里藩一万石の城下町の面影を今に伝えます。