地域の特色

 広瀬地区は、旧安来市との西南の境に位置し、南北に縦断する飯梨川に沿って、平坦地が開けています。地域の中央に、国道432号線と主要地方道安来木次線が走り、それぞれ、奥出雲(横田、仁多)方面、雲南(木次、大東)方面へとつながります。また、イエローバス広瀬バスターミナルもあり、道路交通網が整備されています。

 広瀬地区の人口は4,024人、世帯数は1,222世帯、面積は22.67km2で、山陰・山陽11カ国の太守として君臨した尼子経久(つねひさ)の居城「月山富田(とだ)城」のふもとの由緒ある城下町です。

 保健・福祉の面では、安来市立病院をはじめ、健康福祉センター、安来市役所広瀬庁舎(福祉部門)が連携をとりあい、誰もが健康で長生きできるまちづくり推進の拠点となっています。

 産業の面では、島根県の無形文化財に指定されている「広瀬絣」が有名で、図柄の美しさ、色の良さ、洗えば洗うほど白と藍色のコントラストが冴えると評判が良いです。また、昭和60年には、広瀬絣センターがオープンし、広瀬絣の製作工程が見学することができ、伝統工芸品販売のコーナーもあります。この他の特産品として、八幡(はちまん)焼や広瀬和紙といった「島根県ふるさと伝統工芸品」の指定を受けているものもあります。

 観光施設においては、露天風呂や家族風呂の利用客や宿泊客で賑わう「富田山荘」や、広瀬温泉月山の湯を利用した入浴休憩施設「憩いの家」、夏にはぶどう狩りが楽しめる「観光ぶどう園」があります。

 広瀬地区は、戦国時代に名を馳せた「尼子氏」の居城があったところでもあり、歴史的文化遺産が多い地域です。特に、重要文化財に指定されている本尊の聖観音自在菩薩と脇立の帝釈天がある「巖倉寺」など神社仏閣が多いことは、この地域の特徴ともいえます。

 また、広瀬地区は伝統的な祭りがあります。島根県下三大祭りの一つと言われている「祇園祭」(7月)、山中鹿介を偲んで、鹿介の命日である(旧暦)7月17日に行われる年中行事「幸盛祭」が有名です。

月山